曲がったことが嫌いなお堅い父親、良妻賢母な母親。
父は、沢山の兄弟の中、田舎で厳しく育った。贅沢や、家の手伝いをしない事、家でゴロゴロする事を嫌い、私の姿を見て不機嫌になっていた。母は、常に自分のことよりも周りの世話を焼くことを優先してきた。

何かをしていることが自慢の母をずっとそばで見てきた私は、「人の役に立たねばならない」「人に認められなければいけない」「～しなければならない」という自己暗示が無意識のうちに強く入っていた。

結婚をして180度環境の違う家に嫁ぎ、同居した日から、私は嫁、妻、母になり、自分のことは後回し全て周りのことを優先してきた。これも母の姿を見てそうするのが当たり前と思ってきた。実家に愚痴を言うことが許されなかった。

40歳の時にパニック障害になり18年間薬を飲み続けてきた。56歳の時、長く務めた仕事を辞めた事で自分の居場所、自分を認めてくれる場所が無くなったと焦り、自分を責め、うつ症状が強く出る。

そんな時、全肯定®心理学に出会い、弱みを見せること、わかってもらえたことで、18年間飲み続けた薬もわずか数ヶ月でいらなくなった。否定されない環境の中で、嫌なことは嫌という、弱みを見せる事で少しずつ生きづらさを開放している。

現在は、毎月第3水曜日13時～15時に『うつとパニックさんのおしゃべり会』を開催。

「初めて、パニックの気持ちをわかってもらえたと感じた」
「毎月、おしゃべり会が楽しみ、おしゃべり会があると思うだけでまた頑張ろうと思える」
「おかよさんがそんなにつらい経験をしていることで、いつか私もおかよさんのように元気になれると希望がもてる」
「しんどくて、辛いときに聞いてもらえたことで楽になった」
「受け止めてもらえる経験ができた」
など、喜びの声が届いている。

『偽らない』『飾らない』『ありのまま、素直な自分で生きていく』ことを信念に活動している。